サードパーソン・セルフトーク(Third-person self-talk)とは、
自分自身に対して、第三者の視点で話しかけることを指します。
通常、セルフトークは「私はこうする」「私はああする」といった自分自身を直接指す言葉を使いますが、
サードパーソン・セルフトークでは、「彼/彼女はこうする」といった、
自分自身を第三者の視点で捉えた言葉を使います。
研究によると、サードパーソン・セルフトークは、
ポジティブな言葉を使う場合には自己効力感を高め、
ネガティブな言葉を使う場合にはストレスを軽減することが示されています。
また、自己制御や問題解決にも効果があるとされています。
例えば、試験前に「私はできるかな」と不安になっているとき、
サードパーソン・セルフトークを使うと、
「彼/彼女はできる」と自分自身を第三者の視点で捉えることで、自己効力感を高めることができます。